連結式−フリクションダンパ
連結式−フリクションダンパは、通常はフリーに作動し、ピストンロッドが所定の変位に達すると連結部がスムーズに連結してフリクション抵抗を発生します。
振動する構造物間が所定の変位を越えた時に、ブレーキをかける要求に対してダンパ効果を発揮させる物です。変位量やフリクション抵抗は任意に設定が可能です。
(東北大学殿と共同特許 PAT.NO.4915705)
微振動ダンパ
微振動ダンパは遠心分離器用として製作した物です。特性は、振幅±0.065mm、周波数7Hzの加振条件の物で減衰力は±約150kgfを発生。 減衰係数:C≒500kgf・S/cm
弾塑性ダンパ
弾塑性の振動模型実験装置として試作したものです。弾性変形はコイルスプリングを使い、塑性変形はフリクションの摺動抵抗で得ます。塑性変形荷重は、フリクションの抵抗力を可変することが出来、塑性変形点を変えることが出来ます。 右図は特性の一例です。
性能可変ダンパ
免震装置用のオイルダンパとして開発したものです。想定以上の地震が来た時に免震装置から飛び出さないように、ストロークに応じてダンパの特性を強くし所定のストロークに押さめる物です。特性の可変は電気制御は使わずにオール油圧です。右図は特性の一例です。
(東北大学殿と共同特許 PAT.NO.4442770)
スーパーダンパ
作動油にシリコンオイルを使い、バルブレスのダンパです。特性はほぼ線形特性が得られます。特性の変更はシリコンオイルの粘度や連通管のサイズを変えることにより変更出来ます。このため、現地設置後にもダンパを取り外さずに変更が可能です。
写真のダンパサイズはロッド径φ30、ピストン径φ60、ストローク120mm、重量:17kgです。
最大減衰力は2000kgf(20KN)
右図は特性の一例です。 (神奈川県の産業技術センター海老名の「創業期技術支援」で開発)
圧効きダンパ
圧効きダンパは早稲田大学の開発依頼で木造住宅の制振補強用として開発した物です。木は圧縮には強く引っ張りには弱い為、圧効きのみの特性になりました。一棟の住宅で約40〜50本のダンパを使うことで住宅の強度を上げることが出来ます。写真のダンパサイズは、ロッド径φ12.5、ピストン径φ25、ストローク60mm
ミニダンパ(1)
性能可変タイプ(外部調整式)の小形ダンパです。写真のダンパサイズは、ロッド径φ4、ピストン径φ10、ストローク20mm、重量:0.1kg
右図はS=5mm,f=10Hz時の特性の一例です。
ミニダンパ(2)
性能可変タイプ ( 伸・圧側 別々に外部調整可能 ) の小形ダンパです。写真のダンパサイズは、ロッド径:φ5、ピストン径:φ10 ストローク:14mm、重量:70 g
最大減衰力:50kgf (1.5KN)