天然磁石を使ったＭＲダンパ①
このダンパはＭＲ流体と永久磁石(赤色部)を使ったダンパで、特性は右図に示す様に、制御を使わずにピストンロッドの動く変位により特性が可変します。
天然磁石を使ったＭＲダンパ②
このダンパは①に対して、特性を更に変え、1/4サイクル特性を狙った物です。上記のMRダンパ①②は、いずれも電力中央研究所の委託を受けて製作した物です。
参考文献
[1]村上貴裕,酒井理哉,パッシブ式MRダンパの開発－試作機の動的性能の検証と解析的評価
電力中央研究所研究報告N07026,2008
[2]村上貴裕,酒井理哉,中野政身,パッシブ式MRダンパの開発に関する研究,機能性流体を活用した次世代型
フルードパワーシステムに関する公開シンポジウム講演論文集,日本フルードパワーシステム学会,2008
電磁石を使ったMRダンパ
MR流体を使ったダンパです。電磁コイルの印加電流を変えることにより減衰力を可変出来ます。
応答性は１０～２０msです。上図は、電流値を変えた時の荷重－変位特性の一例を示すものです。
